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日本はどうすればいいのか

2011 年 9 月 16 日 金曜日

世界中が理解できる方法と言語と表現で
われわれの勇気とプライドを示し続けること
それが次の時代を生きるみなさんの役目です。

太平洋戦争後のパラレルワールドを描いた、村上龍さんの”5分後の世界”に出てくる一節です。

その世界では連合国への無条件降伏に応じず、沖縄決戦から本土決戦に進み世界中からフルボッコにされ、戦死者、疫病などで二十数万人まで激減した日本人が、地下に隠れゲリラ戦を展開しています。

主人公はそんな世界に紛れ込んでしまいさぁどうなるか?っていう話です。

 

主人公がその世界で使用されている小学校の教科書を読む下りがあって、そこででてくるのが前述の一節です。

 

グローバル化していく現代世界をどう生き残っていくか。

どのように日本という国を世界に位置づけさせるか。

 

この一節に書いてあることがヒントになるような気がします。

 

ところで、僕が言うのもおこがましいですが、やっぱり作家の方って書くのうまいですよね。

うまいから作家なんですけどw

こうゆう素晴らしい文章を読むと、なんかサッカーでメッシとかC.ロナウドとかの凄いプレーを見た後の憧れと、爽快な気持ちになることがあるんですよねー。

僕には作家は無理だな…^^;

半年がたちました

2011 年 9 月 11 日 日曜日

経験したことない揺れを感じてから、

半年が経過しました。

まだまだ復旧への課題、復興までの道のりは問題山積みです。

ただ現地の方々が勇気と希望を持ち、ゆっくりと、ゆっくりと、前に進んでいるのは間違いないです。

震災時に起こったある種の”熱”で、ひとつになりかけていた日本が、時間が経つにつれ徐々に冷却されて、ばらばらになっていく感じがしてなりません。

日本人は熱しやすく冷めやすいとよく言われます。

混迷している現代ではとにかく熱く熱く取り組んでいかなければならないと思います。

たしか坂の上の雲だったと思いますが、司馬遼太郎さんがこんなことを書いていました。

極東にある西洋にくれべれば文明も劣っている日本が明治維新後なぜ列強の国々に肩を並べるまでになったか?

それは、10万という単位の日本国民が坂の上の雲を本気で目指し、勤勉に励んだからだろう。

と。(記憶で書いているので文体はまったく違うと思いますが、こんな内容だったと記憶してます)。

多様性のある現代でひとつの目標に国民が前進するのは難しいと思いますが復旧、復興は間違いなく国民の目標をひとつにする指針となるはずです。

新しくできた内閣の皆さんや、政治家の方々、もう泣きたくなるほど交代してあきれるばかりですが、でもあきらめず信じていますので是非日本を復旧、復興していきましょう。

 

監督失格

2011 年 9 月 6 日 火曜日

9月3日から六本木ヒルズで先行公開された”監督失格”を見に行ってきました。
土曜の六本木ヒルズシアターだったのでスクリーンに入るまではカップルや友人同士の人たちがいっぱいいたのですが、監督失格のスクリーンにはいった途端、一人ものばっかりで安心しましたw。

この映画はセクシー女優で2005年に他界された林由美香さんと、AV監督である平野氏のドキュメンタリー映画です。

エヴァンゲリオンでお馴染みの庵野氏がプロデュースした作品としても話題になっています。

インタービューをする約束だったにもかかわらず、当日に連絡がとれなくなってしまってい、お母様を呼びスペアキーで部屋に入っていく映像があるのですがもうどう表現するべきかわからないほどに胸に刺さったシーンでした。

日本ではドキュメンタリー映画って少ないイメージがあるのですが、本物のドキュメンタリー映画はやはりフィクションにはだせない圧倒的なリアル感、喜び、悲しみなど人間の生臭さが出ていてとてもすごかったです。

申し分なくオススメでした。